Macにはアプリの動作の中に
「非表示」「しまう」「閉じる」「終了」という動作があります。
それぞれの違いがわかりにくいと思いますのでまとめました。
「command + H」非表示

独自の動作
デスクトップにある選択中ウィンドウを作業中の状態を保持したまま、非表示にします。
非表示にしたアプリは「command + tab」のアプリ選択で、すばやく再表示できます。
ほか「しまう」「閉じる」「終了」はアプリ選択で選択してもアプリを表示してくれません。
Dockのアプリアイコンをクリックでも再表示はできます。
非表示にしているアプリは「アプリ選択(command + tab)」などアクションを起こさないと
確認できないので、後々、作業するが今は非表示にしておきたいアプリなどは
「しまう」コマンドでDockにアイコンを残す形で置いておく方が忘れないで良いかもしれません。
デスクトップで同じアプリを2つ以上開いている時
すべて非表示にします。(1つずつ非表示にすることはできません)
「command + M」Dockにしまう

独自の動作
デスクトップにある選択中ウィンドウを作業中の状態を保持したまま、Dockにしまいます。
「非表示」と違うところは、Dockにアイコンが表示されるので
しまってあるのが視認できるところです。
今はほかの作業でデスクトップを使いたいが、あとで作業の続きをするので
見えるところ(Dock)にしまっておくといった利用方ができます。
ブラウザアプリのファイルダウンロードを継続したり、
ゲームアプリの中断・再スタートなどができます。
デスクトップで同じアプリを2つ以上開いている時
選択中のウィンドウ1つをDockにしまいます。
「command + W」閉じる

独自の動作
基本的にアプリの作業を終了させます。開いているファイルなども閉じられます。
しかし、アプリは起動したままなので再使用がすばやくできます。
画像・動画編集アプリなど機能が多いアプリは起動時にメモリを多く消費し、時間がかかったりしますので、
その部分を省くことができます。(PCの負荷が軽減できます)
とりあえずアプリを終了させるときはこの「閉じる」でアプリを終了させ、
ほかのアプリを多く使う場合、機能の多いメモリ消費が激しいアプリを使う場合は「完全に終了」させる方法で良いかと思います。
※ Dockからアプリアイコンは削除できません。(削除したい時は「command + Q」終了)
※ ウェブブラウザや画像編集アプリのようにタブ機能、複数ファイルを同時に開く機能があるアプリの時は、「タブを閉じる」や「ファイルを閉じる」ショートカットキーとなる場合があるので注意してください。
Mac プレビューアプリ | Google Chrome | 画像編集アプリ GIMP |
---|---|---|
command + W | command + shift + W | command + shift + W |
ウィンドウを閉じる。 | ウィンドウを閉じる。 | すべて閉じる。 開いている画像ファイルをすべて閉じる。アプリウィンドウは開いたまま。 |
command + shift + W | command + W | command + W |
選択中のイメージを閉じる。 複数の画像を一度にプレビューした時、1枚ずつ閉じていく。 画像が1枚の時はウィンドウを閉じる。 | タブを閉じる。 タブが1つの時はウィンドウを閉じる。 | ビューを閉じる。 開いている画像ファイルを1枚ずつ閉じる。 画像が1枚の時も画像ファイルだけ閉じて、アプリウィンドウは開いたまま。 |
![]() | ![]() | ![]() |
デスクトップで同じアプリを2つ以上開いている時
選択中のウィンドウ1つを閉じます。
「command + Q」終了

独自の動作
アプリを完全に終了します。
Dockから削除する時、アプリを再起動する時などは完全に終了させる必要があります。
画像編集、動画編集、CG制作、CGを多量に使うゲームやソフトなどメモリ消費が激しいソフトだったり、メモリ消費の少ないアプリでも同時に多数のアプリを起動していると動作が重く(遅く)なりますので、使用しないアプリを選択して完全に終了させた方が良いです。
※ 完全に終了させた時だけアプリアイコン下の黒点が消えます。


デスクトップで同じアプリを2つ以上開いている時
すべて終了します。(1つずつ終了はできません)
まとめ
- ほかのアプリの作業に移るが、短時間でまた同じ作業に戻るので
一時的に隠したい時「command + H」
- 作業中のアプリ以外が邪魔な時「command + option + H」
- 後々、作業するので視認できるところに置きたいが
デスクトップは空けたい時「command + M」
- とりあえずアプリを終了させるとき「command + W」
- メモリを多量に使用するアプリ、動作の重いアプリ、機能の多い編集アプリなどを
完全に終了させる時「command + Q」
アプリをフルスクリーンにせず、デスクトップに複数のアプリを出して同時に作業する機会が
多いわけではありませんが、多用しないが故に忘れやすいので掲載しました。
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